英検2級の英作文|理由が思いつかないときの具体化練習
英作文で結論は決まるのに理由が続かないときは、抽象語を増やすより「誰の行動がどう変わるか」を考えます。この記事では、理由と具体例をつなぐ練習を扱います。型の暗記だけで答案を完成させようとして、設問から離れてしまう中高生向けの解説です。
理由は「便利だから」で止めない
例えば便利だという判断だけでは、読み手には便利になる場面が分かりません。誰が、何をするときに、どんな負担を減らせるのかを補います。図書館の予約システムなら、利用者が貸出状況を先に確認し、無駄な移動を減らせるという関係を説明できます。難しい語彙を足さなくても、行動と結果が見えれば理由を具体化できます。
二つの理由が同じ内容になっていないか
「安い」と「お金を節約できる」は、多くの場合同じ観点です。別々の段落に置く前に、それぞれの理由を短い日本語にしてください。どちらも費用なら、時間、学習機会、環境、安全性など、設問に合う別の観点を検討します。ただし観点の一覧を機械的に当てはめてはいけません。理由が成立する具体的な場面を説明できるかが判断基準です。
英論会オリジナル練習問題
次の学習用テーマについて、賛成する理由を一つ作り、その理由を具体例で説明してください。本番の問題形式・指定語数を再現したものではなく、理由の展開に絞った短縮練習です。
Should schools provide a quiet room where students can study after classes?
まず「集中しやすい」という理由を、どんな生徒に役立つのかが分かる英語2文に広げてみましょう。
解答例と解説
A quiet study room can help students concentrate on their homework. For example, students who share a room with younger brothers or sisters at home can work there without frequent interruptions.
1文目は集中という利点、2文目はその利点が生じる具体的な状況です。全ての家庭が騒がしいとは決めつけず、該当する生徒を限定しています。ここで突然「友達が増える」と書くと、集中できるという理由とのつながりが弱くなります。
別の理由を続けるなら「先生に質問できる」と即断せず、設問に先生の配置が書かれているかを確認します。教室の提供だけから、無料の個別指導まであると仮定すると、主張の根拠が不安定になります。
書く前と書いた後の確認
書く前は結論、理由、具体的な場面を日本語で各一行にします。書いた後は、具体例を読んだ人が「確かにその理由を支えている」と理解できるかを確認してください。語数を埋めるための同じ主張の言い直しより、因果関係が一つ増える文を選びます。
語彙や文法の確認も必要です。主語がstudentsなら動詞の形をそろえ、canの後は動詞の原形にします。日本語の内容を一度に長い英文にせず、まず短い正確な文を作り、説明の順番を整えましょう。
公式情報と学習相談
英検2級の現行の課題構成は日本英語検定協会の2級試験内容で確認できます(2026年9月14日確認)。この記事の例文は独自教材で、公式の採点例ではありません。指定語数や解答条件は実際の問題の指示に従ってください。
要約との違いは英文要約の要点選びでも解説しています。答案のどこから直すか迷う場合は、英論会の指導内容・料金・学習相談をご確認ください。


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